シロアリ駆除

シロアリは地中から⼟でトンネル（蟻道）をつくって建物へ侵⼊してくることが多いので、時々建物の床下や周辺を調べて基礎や束⽯・⼟台などの表⾯に蟻道がついてないかを確かめましょう。

シロアリは⾵や光を嫌い適当な湿度を保つために、⽊材の割れ⽬や継ぎ⽬に排出物や⼟砂（蟻⼟）を運んできて詰めたり、盛り上げたりします。

シロアリは⽊材の軟らかい春材部を好んで⾷べ、硬い秋材部を喰い残しますので、⽊材⾯では年輪に沿った同⼼円状の⾷痕を⽰します。 シロアリは明るいところでは⽊材の表層を残して内部だけを侵⾷しますので⽊材の表⾯から強く押したりドライバーでほじくると簡単に⽳が開いたり壊れたりします。 シロアリ被害が進んだ⽊材は内部が空洞となりますので、ハンマーでたたくと空洞⾳がします。

シロアリ被害が進んだ建物では、家の中を歩くと畳や床がなんとなくくぼむ感じを受けたり、柱が下がり棟や軒の稜線が波を打ち、屋根⽡がずり落ちたり、襖や障⼦、⾬⼾などの⽴て付けが悪くなったりします。

⽻アリの群⾶期はシロアリが⼈前に姿を現す唯⼀の時期ですので、シロアリ発⾒の絶好のチャンスです。群⾶の時期や時刻に注意していれば、シロアリの種類の判別にも役⽴ちます。

ヤマトシロアリ：

4〜5⽉（ただし沖縄2⽉、東北・北海道6⽉頃）の昼間です。

イエシロアリ：

6〜7⽉の夜に群⾶して電灯に⾶来します。

アメリカカンザイシロアリ：

6〜9⽉の昼間に数回ずつ何度も群⾶します。