これは蟻道?一度被害にあったお客様だからこそ間違えてしまった謎の跡!

営業の今井です。
一昨年に施工させていただいたお客様から、
「蟻道があるから見てほしい」とご連絡を頂きました。

蟻道というのは、土壌や木材のカスにシロアリの排泄物・分泌物を練り合わせたものをセメントのようにペタペタ塗り固めて作る、
読んで字のごとく【しろあり専用の蟻の道】です

蟻道は床下で見れることが多く、地面から基礎を伝って木部につながっています。

今回お呼び頂いたお客様にその蟻道を見つけた場所を伺うと…
玄関にあるとの事。。。

玄関のポーチのタイルの目地に白い蟻道のようなものがあると言われ確認をしました。

結論から言うと、コンクリートの白華(エフロレッセンス)でした!

コンクリートに含まれる、水酸化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウムなどが、大気中の二酸化炭素や水分と反応して、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムの結晶となってコンクリート表面に現れる現象でした。
コンクリートではよく起こる現象なのですが、一度シロアリを見たお客様でしたので、蟻道と勘違いされたようです。
一度しろありの恐怖を味わうと何でもないことも気にしてしまうものですね。

お客様宅のお庭にきれいな梅が開花しようとしてました。
もうすぐ春ですね・・・。
暖かくなるとシロアリの活性も上がり、羽アリが飛び始めます。
今のうちにシロアリの予防もご検討を!

喰われて泣くより先ず予防!