営業の今井です。
愛媛県内で主に被害を加えているシロアリは２種類います。
【ヤマトシロアリ】と【イエシロアリ】です。
ヤマトシロアリは北海道の一部から南のどこでも生息しているシロアリで、５月頃羽蟻が飛びます。現在、お客様から呼ばれて点検に行った際はほぼこのヤマトシロアリの被害です。
イエシロアリは千葉県あたりから南の沿岸地域に生息しており、６月７月頃に羽蟻が飛びます。

イエシロアリは加害範囲が広く、巣内の個体数もヤマトシロアリに比べて非常に多いことから加害速度が速いです。
特に、屋根裏まで加害することから駆除作業が難しくなります。

イエシロアリは屋根裏に蟻土（ぎど）と呼ばれる、自身の排泄物や近くの土壌で作った土の塊を作り本巣とは違う別荘を作ります。
興味本位でこの蟻土へ手を突っ込むと、イエシロアリの兵蟻に手を噛まれます。(※マネしないでください）

屋根裏は外敵が少ないのか、屋根裏まで侵入できたイエシロアリの加害速度は一段と早くなる気がします。
経験則ではありますが、イエシロアリの被害に遭ったお客様のお家で屋根裏まで被害がある場合、そのお家の屋根裏全体まで被害が広がっているパターンが多い気がします。

そもそもヤマトシロアリにしろ、イエシロアリにしろ地下白蟻と呼ばれる部類に入り基本的には土中で巣を作り、家屋を加害しに来ます。
５年ごとにシロアリ防除を欠かさず行い、お家の床下を強固な状態に維持しておれば防げる被害なのです。
お家のメンテナンスにおいて床下への意識はかなり低いと思います。
今一度、床下への意識を改善していただき、シロアリ防除を検討ください。

喰われて泣くより先ず予防